草木染めリネンを長く着るための洗い方と保管
草木染めの服を買ったとき、一番多い質問は「洗い方は普通でいいですか?」です。答えは「普通ではない方がいい」です。草木染めは化学染料と違い、繊維に色が定着する仕組みが異なります。正しく扱えば10年以上使える素材ですが、最初の数回の洗い方が色の定着に大きく影響します。
最初の3回は手洗いを
草木染めのリネンは、購入後最初の3回は手洗いをおすすめしています。水温は30度以下、中性洗剤を少量使い、押し洗いで。こすらないことが大切です。洗濯機を使う場合でも、ネットに入れて弱水流(ドライコース)にしてください。
色落ちは最初の数回が一番多く出ます。他の衣類と一緒に洗うと色移りすることがあるため、最初のうちは単独で洗うことを強くすすめます。
乾かし方で風合いが変わる
脱水は短時間(30秒程度)にとどめ、形を整えてから陰干しします。直射日光に当てると色が急激に退色するため、風通しのいい日陰が理想です。乾燥機は使わないでください。リネン繊維が縮み、風合いが損なわれます。
乾いた後、少し硬さが残ることがあります。これはリネン本来の特性で、着用と洗濯を繰り返すうちに柔らかくなっていきます。アイロンをかける場合は、やや湿った状態で中温(150度前後)が適切です。
保管は通気性を優先する
長期保管の場合、ビニール袋や密閉容器は避けてください。リネンは呼吸する素材で、通気性のない環境では黄ばみやカビの原因になります。綿の袋や不織布のカバーに入れて、直射日光の当たらない場所に保管してください。
防虫剤はリネンには必要ありませんが、ウールと一緒に保管する場合は防虫剤の影響でリネンが変色することがあります。素材ごとに分けて保管するのが無難です。
色の変化を記録してみる
草木染めの服は、洗うたびに少しずつ色が変わります。これを「退色」と捉えるか「経年変化」と捉えるかで、服との付き合い方が変わります。Urban Pebble では、購入時の色を写真に残しておくことをすすめています。1年後、3年後と比べると、変化の過程が楽しめます。
洗い方に迷ったときは、店頭でいつでも相談してください。購入後のケア相談は無料で受け付けています。